着付け職種技能検定には2級と1級があります。それぞれ受験資格については別のブログでアップしていますので、そちらを確認してくださいね。
2級実技試験はトールソー(人形)を試験会場に各自持込み受験します。1級実技試験は各自がモデルを準備して当日一緒に会場入りしてモデルに着付けます。
「モデル選びから受験は始まっている!」と言われています。実際に私もモデル選びで痛い経験をしていますので、私のような失敗がないようにここでお伝えしておきますので、参考にしてくださいね(^^)

モデル選び
モデルと着物のサイズ
背の高いモデルに着丈(袖丈)が短い着物、又は背の低いモデルに着丈(袖丈)が長い着物を持参すると、失格(減点)の対象になるということです。
身幅については具体的に記載はされていませんが、身幅についても注意が必要だと思います。
身体の細いモデルさんに身幅の大きい着物を持参する場合、当然ながら着物に合わせて補正をしっかりして着せます。
モデルに対して身幅の足りない着物を持参する場合、上前が右脇まで届いているかという点もしっかり確認する必要があります。
モデル事務所に所属しているモデルを使われる方もいますし、お知り合いにお願いする方もいますし、モデルし合いっこして相モデルで受験される方もいるようです。
モデルについての規定などは特にないようで、年齢制限などもないと思います。
本番までモデルと二人三脚!
着付け職種技能検定1級実技試験のモデルを依頼して受けていただいたら、実技試験本番まで何度も練習しなければなりません。そのモデルに合わせた着物で身幅裾合わせ、モデルと着物に合わせた補正を徹底的に身体が覚えるまで練習するイメージです。
実技本番中は私語をした時点で失格になるので、どのタイミングでモデルにどんな動きをしてもらういかも阿吽の呼吸でできるようになっておく必要があります。
ですから、本番当日まで受験者とモデルは二人三脚で進んでいかなければなりません。
そのことを理解し協力してくれるモデルを選ぶことがとても重要になります。
私の実話
不合格だった時のモデルとの関係
着物に合わせてモデルを選んだ結果は?
初めて着付け職種技能検定1級実技試験に挑んだ時、中振袖は自前のものを持っていたのでその中振袖を使って受験することにしました。着丈は160cmで袖丈98cmと少し小柄な方用の中振袖でした。
息子のサッカーチームの後輩のお姉さんでとっても可愛い小柄のお嬢さん(高校生)にお願いしてみました。以前ゆかた着付けモデルを頼んだことがあるお嬢さんでママもよく知っていたので、「着付け職種技能検定1級実技試験」のモデルをしてほしいとお願いしました。快く受けてくれたので、モデルが決まってホッとしていました。
ところが、いざ練習を始めるためにレッスン日を決めても体調が悪いとか、部活の予定が入ったとか、補修授業が入ったとか、卒業までの出席に数が足りない、、、などなど色々な理由でレッスンに来てもらえませんでした。
その間仕方なしにトールソー(人形)で練習していましたが、実際のモデルさんに合わせて補正をしたり、阿吽の呼吸を合わせたりができませんでした。
結局一度も合わせることなく、本番3日前にママが急遽モデルになることになって慌てて一度だけレッスンに付き合ってもらいました(๑>◡<๑)
結果は撃沈です😂😂😂
そりゃそうっですよね❗️
モデル選びの大切さを身をもって知った1度目の受験でした。
合格した時のモデルとの関係
「モデル選びから試験は始まっています!」
着付け職種技能検定1級受験にモデル選びが重要なことは前回受験で身をもって知っていたので、常に「モデルになってくれそうな方いないかなぁ!」と人と会う時はいつも目を光らせていました。(笑)
新しいモデルさんと知りあっったのは、2回の着付け職種技能検定受験申請の7ヶ月くらい前でした。
大阪のあべのハルカスで行われた新作ゆかた、着物のイベントで、私が着付けとヘアセットを担当させていただきました。その時モデルとして参加していたYちゃん。とっても可愛くて控えめなMちゃんに一目惚れでした。
その日のイベントが終わる頃に「来年、着付け職種技能検定(国家試験)」に再挑戦を考えているのでモデルになって欲しい!!という旨をお伝えしました。
偶然にも、Mちゃんは呉服店で正社員として仕事をしていたので着付けにはとっても興味があり「着付け職種技能検定」について、この時はじめて知ったそうですが、将来自分も受けたいので勉強のためモデルとして会場入りしたいです。とモデルを快く受け入れてくれました。
当日のモデルが決まると、モデルに合わせた着物(中振袖)を準備して、レッスンではモデルと着物に合わせた補正の練習を何度もします。
そのため、私とモデルさんと先生のスケジュールの都合を合わせる必要があるので、何とかこちらの都合に合わせてくれるもでるのMちゃんにはいつも本当に感謝感謝でした。
少し遠いところに住んでるMちゃんですが、時間をかけて何度もレッスンのために足を運んでくれました。
「モデル選びから試験は始まっています!」これは、本当に大袈裟なことではなく、着付け職種技能検定1級の受験を考えているなら一番重要なことかも知れません!!
まとめ
・着付け職種技能検定1級の受験を考えてる時点から常にモデル選びに目を光らせておく。
・自前の着物に合わせてモデルを選ぶのではなく、レッスンや本番に協力してくれるモデルを選んでからモデルに合わせた着物(中振袖)を選ぶ方がよい。
・モデル選びから試験は始まっている!!

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